【プロジェクト紹介】57歳で新たな挑戦!初のOracleプロジェクトを成功に導いた軌跡

社員インタビュー

今回はホープスで働く社員に実際のプロジェクトのことについてお話を伺いました!

57歳でホープスに転職したK.Oさん。初挑戦となるOracle EBS環境のサーバー移行プロジェクトに取り組みました。不安を抱えながらも、豊富なインフラ経験とチーム連携を武器に半年でプロジェクトを完遂。リモート環境下でも「自分がやりきる」姿勢で挑戦し続ける姿をご紹介します。

K.Oさん ERP本部 ERP Div 3グループ 2024年1月ホープス中途入社

【プロフィール】キャリアのスタートは事業会社の社内SEで、主にUNIXのインフラ担当として30年ほど勤務。4社を経験し、2024年1月にホープスに入社。ホープスへは57歳の転職ということもあり、最後の転職としたく「長く働ける会社」を軸に転職活動を開始。これまでの経験を活かして「インフラ・サーバー側の仕事ができる」ということ、「Oracleという新しいソリューションにチャレンジできる」ということが自身のワクワクを引き立て、「仕事は楽しくないといけない、楽しくしないと続かない」という仕事に対するモットーと、ホープスが掲げる「ワークをもっとワクワクに」というミッションが深く結びついたことで入社を決意。現在は愛知県からのフルリモート勤務で介護とうまく両立しながら勤務している。

プロジェクトについて

ープロジェクトの概要を教えていただけますか。

K.O:このお客様は、元々VMware上で仮想サーバーを構築して、仮想サーバー上でOracleEBSを稼働させていたのですが、Oracle社のライセンスポリシーの変更に伴い、VMware上でOracle製品を立ち上げようとするとライセンスが足りない状況となりました。そのため所有しているライセンス内でOracleEBSを稼働させるために物理サーバーを購入し物理サーバーにOracle EBSを移行するというのがプロジェクトの概要です。簡単にお伝えするとOracle社のライセンスが足りるところにOracle EBSを引っ越しさせるという作業です。

ーフェーズや期間はどのようなものでしたか。

K.O:要件定義から移行作業まで、すべてをホープスが担当しました。期間としては6か月です。要件定義から移行作業完了までを半年で行いました。5月にプロジェクトに着手して、もう7月には移行作業がしたいというような計画だったので、極めて短かったですね。

ましてや私、入社して初めてOracle EBSに触ったので、最初は本当に不安だらけでした。

課題や成長につながったことについて

ー初めてのパッケージとなるとかなり不安だったんじゃないですか。

K.O:そうですね。初めて触るのでやっぱり最初は分からない事が多く…でも周りに色々聞いて、フォローもいただきながら出来たので、やり切ることができました。

ーどういった所が一番不安(大変)でしたか?

K.O:初めてなのでまず用語が分からない!用語を覚えるところからスタートしました。あとは、ホープスがOracleのハンズオン環境を持っているので、そこでプロジェクトに入る前に、Oracle EBSの立ち上げと、引っ越し(移行)作業を練習して、後は周りの協力を得て、分からない所は聞いたりしてフォローしていただいたって感じです!

あとはOracle EBSというシステムについては初めてでしたが、サーバーの移行に関して元々経験があったので、過去の知識も活用できました。

ー何かプロジェクトの中で直面した課題や、苦労した事はありましたか?

K.O:そうですね、お客様の環境で分からない所があり、お客様に直接聞くんですが、お客様はOracle EBSを運用・維持してはいるものの、いわゆるOS・インフラの部分の知見があまりなく、会話がうまく噛み合わなかったり、思うような回答が得られないという時はちょっと苦労しましたね。でも現物を見せてもらったり、過去の知識から解決策を整理して、それをお客様に確認しながらやり取りしていきました。

ープライムだからこそお客様とのやり取りはとても重要ですよね!お客様とやり取りする際に気を付けている事や、大切にされている事はどんなことですか。

K.O:インフラの知識があるエンジニアだからこそお仕事を依頼いただいた為、インフラの知見が浅い方にも伝わるよう専門用語はなるべく避けて会話したり、できる限り図式化して、言葉ではなく見てわかるような資料作りに努めました。

ーありがとうございます。お客様に寄り添う…大切ですね。

チーム体制について

ー今回のプロジェクトのチーム体制について教えて下さい。

K.O:4名体制でした。ホープスからはPM、チームリーダーで私、メンバーが一人で、パートナー(協力会社)の方が一人です。チーム内のコミュニケーションは基本Teamsで、Web会議やチャットを活用して行っていました。

ー今回フルリモートでのプロジェクトということもあり、メンバーとは直接会わない中でのプロジェクト推進だったかと思いますが難しさはありましたか。

K.O:リモートでの難しさはなかったです。PMがいて、私がいて、メンバーがいて、というような立ち位置ですが、私は昔からいい意味で上位者を上と思わずに仕事をする部分があると思っています。PMにしかできないことはもちろん頼りますが、基本スタイルとしては「全部自分でやるぞ」という覚悟で行っていました。PMの方からも信頼いただき任せていただいてやりやすかったです。メンバーは年の離れた若手でしたが、私よりもOracle EBSの経験があり、よく理解されていて安心して任せられました。ただインフラの経験はなく、OS周りは知見が浅かったので、その辺は私もフォローしながら覚えてもらうという形で進めました。パートナー会社の方も教育観点においてもフォローしてくれたので、とても助かりました。

ーなるほど。チームの強みですね!お互いに強みを活かして弱みは補いながら進められたんですね。

K.O:はい。移行作業においては、手順書を作りますが、そこも若手のメンバーは経験がないということだったので、スキルアップの機会として、メンバーに作ってもらいました!

ー素晴らしいですね!

やりがいや今後の展望

ーK.Oさん自身がこのプロジェクトを通してスキルアップにつながったと感じることや、やりがいはありますか。

K.O:もちろんあります!やっぱりOracle EBSが初めてだったので、不安もありましたが、プロジェクトを通してOracle EBSのスキルが身に付き、また移行作業も無事成功したということで、自分の自信につながりました。これから始まる別のプロジェクトにおいては、メンバーがエンジニアとしての経験が浅くインフラのスキルも0という方ですが、そういった中でもリーダーとしてやっていける!という感触を持つことができているのは、今回の経験があるからこそです!

あとは、新しい技術に触れることが好きなのでそこは本当にやりがいがあって面白いと感じています。

スキルを身に付けるまでの勉強は大変ですが、それを活かして仕事ができ、人の役に立てることが楽しいなって思えるんです。だから人よりも詳しくなりたいっていうのが根底にありますね!あとは新しい技術が身につくと自信につながるし、身につけることで後輩に教えることや育てることができる。私は後輩の育成からもやりがいを感じるタイプなので、そういう意味でも新しい技術は率先して習得したいと感じます。

ー最後に…59歳になられたということで、70歳の定年までまだ10年程ありますが、今後の展望や、こういう風に仕事人生やりきりたいというような目指しているものはありますか。

K.O:管理職を目指すという方も多いと思いますが、私は生涯現役がいい!ずっと新しいことをやっていきたい!技術者として新しいことにどんどんチャレンジしてできることを増やしていく、これを引退するまでやりたいですね!

ー素敵です!

ーたくさんの貴重なお話、ありがとうございました!

↑プライベートのK.Oさん、推し活中!!息子さんの影響で始めたそうですが、今ではK.Oさんがハマっているそう!!

株式会社ホープスでは一緒に働く仲間を募集しています!