
後編ではソリューション本部の組織や今後の展開、お2人の目標や夢についてお話をお聞きしております。(前編をまだ御覧いただいていない方はぜひそちらもご覧ください)
廣瀬(ひろせ)
株式会社ホープス ソリューション本部 本部長(取材当時)
2004年ホープス新卒入社。C言語のプログラマーとして1年活躍した後、OracleのERPを担当。その後約12年OracleERPの導入プロジェクトにてSE、PM、コンサルと経験を積み、最後に入ったプライム案件では5年かけて基本構想から保守までをやりきる。エンジニアとしてお客様と関わっていく中で、優れたコミュニケーション力を発揮し、営業部隊の指揮もとるように。10年程前からマネジメントや経営にも関わり、現在ソリューション本部の本部長を務める。

菅野(かんの)
株式会社ホープス ソリューション本部 副本部長(取材当時)
2012年新卒でホープスに営業として入社。3年程営業を経験した後に、デリバリ部門にてチームリーダー、マネージャーを務める。ミドルウェアや周辺システムの領域を担当していたこともあり、SHIFTグループジョイン時には、情報システム部のリーダー、子会社設立時にはバックオフィスの構築も担う。またホープスにおける初のローコード製品を扱う部門を立ち上げる。現在はソリューション本部副本部長として、組織マネジメント・経営に携わる。

-FY25の組織より本部制が導入されましたが、その背景について教えていただけますか?
廣瀬:簡単に言うと会社が大きくなったためです。中々1つの本部で全体を見れる規模感ではなくなってきたことと、組織を分割して判断スピードを速くする。そこが一番のポイントです。これからもどんどん会社を発展させていくためには、判断スピードを上げていく必要があるからです。
-お2人が率いるソリューション本部とはどんな本部でしょうか?
菅野:名前通りとも言えますが、基幹業務を中心に各製品に特化してお客様のDXを推進していく本部です。その中で新しいソリューションにも前を向いて果敢にチャレンジしていく部署です。
-ソリューション本部の今後の展開について、廣瀬さん、3年後に目指す姿や目標を教えて下さい。
廣瀬:正直、今は会社としても組織としても過渡期だと思うんですよね。だから3年後にソリューション本部が有るかと言ったら違う形になっていると思います。なので3年後というと難しいですが、会社全体の成長を考えると、安定した売上をあげつつもチャレンジをやめないことが大事。そこでいくと現在のソリューション本部にとって重要なことは、攻めること。どんどんチャレンジして、新しい道を切り開いていくことだと考えています。なので3年後は会社の成長を引っ張っている組織になっていると想像しています。その上で、目標は…楽しんでいることですね!数字的な目標はもちろんありますが、自分の中では目標というより義務や使命という感覚なので、目標というと楽しくやりたい、なんですよね。やっぱり数字だけ追いかけるとそれだけに必死になって暗い組織になっちゃう…そうはしたくない!ということです。
-ちなみに楽しく働くってどんなイメージですか。
廣瀬:過度なプレッシャーにさらされず、リラックスした状態で働ける状態ですかね。人間ってリラックスしているときが一番力を発揮できるのでそうしたい。誰か無茶苦茶怖い人がいて、ぎゅうぎゅうに縛って管理してっていう…そういうマネジメントでスケールする組織もあるとは思うんですが、それではメンバーはつまらないし長く続かず育たないので、そうはしたくないです。1人1人がある程度の裁量権を持ち考えて行動することが大事。自ら考えて動くから楽しいし組織として成長すると考えています。
-菅野さんはどういった3年後を想像されていますか。
菅野:ソリューション本部の、ITS Divという文脈でお話をすると、ERPの周辺システムを様々取り扱っており、現時点で180名くらいの組織です。(2025年2月現在)今後も製品を増やし、領域も増やしていく…その中で人もドンドン増やし、大きくなっていると思います。目指せ、毎年150%成長!なので、3年後にはとんでもない本部になるんじゃないかなと思います!!僕はホープスが好きですし、メンバーの意見も尊重し、想いや考えを持った人がボトムアップしていくような、そんな今の体制が心地よいです。だからそんな人がドンドン増えてそれぞれの考えで会社の成長に繋がるような事をしていける組織になればいいなと思っています。表現が違うだけで、廣瀬さんがおっしゃったことも同じ方向性だと思います。今は本部長と副本部長という立場でやらせて頂いていますが、役職とかではなく現場に出てるデリバリのメンバーの意見を吸い上げて、組織体制に関わらず、1人1人が事業を推進できる組織になることが理想だと考えています。それが3年後に作れているかは分からないですが、今よりは近づいていると思います。
-お2人が創る組織なら実現していると思います!!
廣瀬:あと、ちょっと社内向けな話ばっかりしていたので(笑)社外向けの話で言うと、ITで困っている企業さんって山ほどいらっしゃって…皆さんどこからシステム化に手をつけたらいいのだろうみたいな形で困っている。そんな企業に1番に相談される存在でありたいなというのが目標ですね。今まさに、プライムでERPを導入して、その後の保守を担当しながらお客さんとの信頼関係を築いて、伴走し続けることで、何か少しでも困ったことがあれば1番に相談してもらえる体制作りに取り組んでいますが、正直、胸張って言えるのは、まだ数社かなと思います。それを早く10社20社へと伸ばしていくっていうのはやりたいですね。
-ずばり!何社に拡大している予定ですか。
廣瀬:3年後ですよね!10社は達成したいですね!今すでにそのような関係性で取引をさせていただいているお客様は、これまでリーマンショックや震災、コロナがあった時も受発注の量が減らなかったんですよね。やっぱり会社経営って意味でも、そういった企業を増やしていくことが大事ですし、何より頼りにしてくださるお客様と共に成長していくことが働いていて楽しいのでもっと増やしていきたいです。
-菅野さん、菅野さんはどんなことがミッションだと考えていますか。
菅野:そうですね、今の話は、お客様の本当に困った声を拾えるか、というお客様との関係値の話だったかと思うのですが、一方でそれを達成する組織に僕らもならなきゃいけないと思います。
ホープスは「セレクトショップ」という表現で打ち出していると思うんですが、まだまだ対応できる範囲って広げられると思っているんですよね。当然既存の社員の力を結集させて拡大していくことも大切ですが、やはり社外から力を補強することも必要だと思っていて。なので、ホープスに来ていただける中途入社の方を増やすことも我々のミッションだと考えています。現状のホープスにはない力を持った方を採用して、一緒に新しいソリューションを立ち上げていくことでさらにお客様に選ばれる存在になり、ホープスを成長させていきたいです!

-さらに聞かせて下さい!お2人の夢って何でしょうか。
廣瀬:とにかくプライム案件をもっと増やしたいですね!もっとお客様が喜ぶ形を追求したいです。
あとは…自社ビルかなぁ。昔よく言ってたんですよ!オフィスにジムを作って、プールも作って、バーベキューできる場所もほしいよなって(笑)。みんなが戻りたくなるオフィスを作る、それが夢ですかね!
菅野:僕は…抽象的ですがホープスを頼られる会社にすることです!やっぱり頼られるって嬉しいじゃないですか!お客様が抱えるIT的な悩みは全部ホープスに聞けば大丈夫だよね、みたいな。そこまでの定評が得られる会社にしていきたいなと思います。最終的には、バックオフィスの業務もすべてをカバーできる会社にする、それが理想であり夢です。
-廣瀬さんの夢も菅野さんの夢も近い将来実現しそうです!では、最後に…座右の銘を聞かせて下さい!
廣瀬:一日一善。昔現場でSEをやっていた時って、プロジェクトが炎上することがあるとヘルプにいくんです。自分のプロジェクトを持ちながら17時まで現場の業務を行った後に、移動して炎上しているプロジェクトを助けるみたいな。ずっと助け続ければいつか見返りが来るのではないかと思って、ずっとやり続けたのもあり、それは一日一善ということを大切にしていたのかなと、今になって振り返ると思います。
菅野:見返り来ました?(笑)
廣瀬:来たのかなあ…(笑)でも今みんなが慕ってくれているのはその時があってこそかな。
菅野:確かに。関係ができたっていうのはあるんですよね。
菅野:僕は意外と積み上げていくことが好きだったりするので、「水滴石を穿つ」かな。こつこつ積み上げていった結果大きなものにしていく、それをみんなでやっていくと凄く巨大なものになるよねっていうのが僕の好きな形です。
廣瀬:おぉ、かっこいいな~!!!
-ありがとうございます。ソリューション本部の今後がさらにさらに楽しみです!